千代田区紀尾井町に佇む、東京都指定有形文化財の洋館、1930年(昭和5年)旧李王家の東京本邸として建てられたました。今年で築95年となります。









1階の「廣間」、95年の歴史の中で、もっとも多くの人々が行き交ってきたであろう場所。復元制作された見事なシャンデリア③、談話室との間に設けられたジャコビアン様式の「ねじり柱」⑥が特徴的です。
廣間に隣接した「大客室」現在はカフェとして利用されています。






2階に上がると、プライベートな暮しの空間…書斎やかつての寝室だった部屋が並びます。木製の造り付けの書棚、寄木張りの床等、気品あるインテリアとなっています。







2階に通じる表階段、チューダーアーチ状の窓には、荘厳なステンドグラスが保存復元されており、95年前の竣工当時の状態が保たれています。復元にあたっては、鉛製の枠を取り替え、ガラスの分解・洗浄・補修が加えられたそうです。




95年の歴史を刻む旧李王家東京邸、赤坂プリンスホテルとして歴史を重ねながら、2016年に曳家・保存改修されました。現在も赤坂プリンスクラシックハウスとしてその歴史が継承され、運営されています。宮内省内匠寮設計による英国チューダー様式の、美しい歴史的建造物です。









赤坂プリンスクラシックハウス公式
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